身近な人を亡くした直後、最初に頭に浮かぶのは施設の名前ではなく、「何をどの順番でやればいいのか」ということではないでしょうか。斎場を探す場面では、施設名を調べることより、手続きの流れを先に押さえるほうが混乱を減らせます。
『サカイノワ』のエリア担当ライター、ユウキです。堺市在住で、仕事柄、市内の施設や窓口の場所には割とくわしいほうですが、葬儀まわりの手続きは正直なところ、流れを知っておかないとどこに連絡すればいいかすぐには分からないと感じています。この記事では、堺市の斎場を調べるときに先に整理したい確認先と、迷いやすい点を順番に見ていきます。
まず用語の違いから整理し、堺市で実際に使える公営・民間の施設3か所、利用条件と手続きの流れ、死亡届の後にすること、という順番で書いています。
斎場・火葬場・葬儀場、何が違うのか
この三つは混在して使われがちですが、役割が少し違います。火葬場は遺体を火葬する施設のことで、葬儀場はお通夜や告別式を行う式場です。
斎場は、この二つを合わせて呼ぶ場合や、火葬場を含む葬儀施設全体を指す言葉として使われます。堺市の公営施設「堺市立斎場」は、式場と火葬場が同じ建物内にある施設です。
混乱しやすいのは、民間の「葬儀社」が運営する斎場と、自治体が運営する公営斎場が別物という点。どちらも「斎場」と呼ぶので、調べ始めると似た名前がいくつも出てきます。
堺市で使える斎場・式場を3か所確認する
堺市内で葬儀や火葬に使える施設として、実際に確認できたのは以下の3か所です。公営1か所と、民間の家族葬専用式場が2か所。それぞれ役割や特徴が異なります。
| 施設名 | 種別 | 所在地・アクセス |
|---|---|---|
| 堺市立斎場 | 公営(式場+火葬場) | 堺区田出井町4-1/JR堺市駅 徒歩5分 |
| 家族葬のゲートハウス 堺緑ヶ丘 | 民間(家族葬専用式場) | 堺区緑ヶ丘南町1丁1-1/JR上野芝駅 徒歩約20分 |
| 家族葬のゲートハウス 堺上 | 民間(家族葬専用式場) | 西区上97-4/JR鳳駅よりバス「上」下車徒歩約9分 |
料金や利用条件は施設ごとに異なり、変更になる場合があります。必ず各施設の公式情報で最新の内容を確認してください。
公営施設・堺市立斎場の概要と料金区分
堺市立斎場は堺市が運営する公営施設で、式場3室(大式場2室・小式場1室)と火葬炉17基を備えています。家族葬から一般葬、一日葬まで対応しており、宗旨・宗派は問いません。
- 火葬料(12歳以上・1体)
-
市民:20,000円/市外:100,000円(税込・目安)
- 式場使用料(大式場・2日間)
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市民:70,000円/市外:210,000円(税込・目安)
- 式場使用料(小式場・2日間)
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市民:50,000円/市外:150,000円(税込・目安)
- 霊安室(24時間まで・1体)
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市民:2,000円/市外:6,000円(税込・目安)
「市民」とは、故人の住所が堺市内にある方を指します。届出人や喪主の住所では判断しません。料金は変更になる場合があるため、最新情報は堺市公式サイトで確認してください。
公式サイト:https://www.city.sakai.lg.jp/kurashi/saijo/saijo/annai/annai.html
民間式場①ゲートハウス堺緑ヶ丘の概要
「家族葬のゲートハウス 堺緑ヶ丘」は、2024年2月にオープンした家族葬専用の民間式場です。堺区緑ヶ丘南町に位置し、泉北1号線・府道30号線の南陵町交差点そば。駐車場があるため、車で来やすい立地というのが正直なところ気になった点です。
火葬は堺市立斎場など別施設で行う形になるため、式場と火葬場が同じ敷地内にある公営とは動き方が変わります。葬儀社を通じて手配する流れになるので、対応範囲は事前に確認してください。
公式サイト:https://gate-house.jp/
民間式場②ゲートハウス堺上の概要
「家族葬のゲートハウス 堺上」は2025年3月にオープンした施設で、堺市西区上に位置します。JR鳳駅から南海バスで「上」バス停下車、徒歩約9分。西区・南区エリアに近い立地です。
家族葬専用式場で、小規模なお別れに対応しています。利用条件や費用の内訳は施設によって異なるため、事前に個別で確認するのが動きやすいと思います。電話番号は0800-777-0219(無料)です。
公式サイト:https://gate-house.jp/
死亡届を出した後に確認すること
亡くなってから7日以内に、死亡届を提出する必要があります。届出先は、亡くなった場所か故人の本籍地、または届出人の所在地の区役所市民課です。
死亡届と同時に、火葬許可証の交付を受けます。この許可証がないと火葬ができません。葬儀社が手続きを代行するケースが多いですが、自分で進める場合は流れを事前に確認しておくと安心です。
予約と手続きの大まかな流れ
堺市立斎場の利用は、まず斎場へ連絡して予約から始まります。火葬の日程を先に決め、その前日をお通夜、当日を告別式とする流れが一般的です。
堺市立斎場(072-228-0167)または葬儀社経由で空き状況を確認し、予約する。
死亡診断書と印鑑を持参し、火葬許可証を受け取る。
許可証を持参して斎場窓口で手続きをする。
葬儀社に依頼する場合は、予約や書類の手配を代行してもらえます。どちらが何を担当するかは最初に確認しておくと、動きに迷いがなくなります。
火葬の予約は何日待つことがあるか
堺市立斎場の火葬予約は、込み合う時期で2日から7日ほど待つケースがあります。翌日に空いていることもありますが、日程を決めるときに「すぐ入れる」と思い込まない方がよいと思っています。
安置の手配と並行して、早めに予約の確認を動かすのが現実的です。葬儀社経由で動く場合も、待ち日数の感覚だけでも把握しておくと、親族への連絡やスケジュール調整がしやすくなります。
アクセスで見落とされやすいこと
堺市立斎場はJR堺市駅から徒歩5分ですが、斎場内に駐車できる車は1遺族につき4台が目安です。許可証がない参列者は、斎場東側の別の駐車場を使うことになります。
わたしが気になったのは、隣接していた民間の有料駐車場が2024年2月に閉鎖されている点です。車で来る参列者が多い場合、近隣の駐車場を事前に案内しておく必要があります。遠方の親族が多いときは、特に早めに調べておくと当日焦らなくて済みます。
急いでいるときに動く順番の整理
迷いやすいのが、「斎場の予約が先か、死亡届が先か」という順番です。まず斎場の空き状況を確認して予約を入れ、その後に区役所で死亡届を提出して火葬許可証を受け取る流れになります。
- まず斎場に連絡して空き確認と予約
- 区役所市民課で死亡届と火葬許可証の手続き
- 斎場で使用手続きと使用料の支払い
- 葬儀社経由の場合は代行範囲を確認する
葬儀社に依頼している場合でも、必要書類や進め方は自分でも一度確認しておくと、何かのときに慌てにくいです。

まず斎場に電話して空きを確認するのが、いちばん動きやすいです
公式情報の確認先をまとめておく
手続きや条件については、必ず最新の公式情報で確認してください。施設や制度の内容は変更になることがあります。
- 堺市立斎場(施設の問い合わせ)
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電話:072-228-0167(受付:午前9時~午後5時15分)
- 堺市立斎場の公式ページ
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堺市の公式サイト内「健康福祉局 健康部 斎場」のページに掲載。
- 死亡届・おくやみ手続き
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各区役所市民課。時間外は宿日直室でも受付。
- 民間式場(ゲートハウス)の問い合わせ
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ゲートハウス全店共通:0800-000-7805(年中無休)
家族葬や直葬など、葬儀の形によって必要な設備や費用の構成が変わります。施設の利用条件と受付時間は、必ず公式で確認してから動いてください。
迷ったときにわたしが最初にすること
正直なところ、こういう場面では施設をじっくり比べる余裕はないと思います。だからこそ、まず堺市立斎場の電話番号だけメモしておくことをおすすめします。今日、少し時間があるときに公式ページを一度開いて、利用条件と料金区分だけでも目に入れておくだけで、いざというときの動きがだいぶ変わります。
公営施設は駅から近く、窓口に連絡しやすいのが助かるポイントだと感じています。一方、民間の家族葬式場は車でのアクセスや規模の小ささが選ばれる理由になっていて、どちらがよいかより「自分たちに合うか」で見るほうが後で迷いにくいと思います。
今日、公式ページを開いて確認先を一か所でもメモしておくだけで、気持ちの準備が少し変わるかもしれません。情報を全部読まなくていい。次に動くための入り口を知っているだけで、いざというときにずいぶん楽になるものだと感じています。そういう時間になったらうれしいです。













